突き抜けて活躍するヘンタイをゲストにヘンタイだけで一緒に遊ぶフェスティバル、その名も「ヘンタイマーケッターサミット」
後半ではサムライカレーの川端さんや、日清のブランドマネージャーの金子さん、そしてZOZOの田端さんが登場!全三部の後半の様子をお届けします!
前半の様子はこちら>>るってぃ&あんちゃに学ぶ自分をブランド化して好きな仕事で食っていく方法!
もくじ
第二部:「モノを買わない若者たち」に熱狂的に売れるブランドの育て方
▷登壇者
- サムライカレー ソウルフラワー代表取締役 川端マサーシーさん
- 日清食品 カレーメシブランドマネージャー 金子大介さん
- フードクリエイティブファクトリー代表 イガゴーさん
イガゴー:マサーシーは会社員をしながら北海道で開催のロックフェス、ライジングフェスに個人でカレー屋を出店したりしてましたよね。個人で出れるの!?と思ったけど、チャンスに食いついてすごいなと。マーケティングやブランディングで意識していることはありますか?
マサーシー:唯一無二のオンリーワンになるために、何が必要かということを考えてますね。そうでないと価格競争になってしまう。敵は作らない方が良くないですか?ブランド力やビジネス力は敵がいないところで戦う方が楽だからね。
金子:敵がいないところで戦うと言うのは全く同じこと考えてました。
イガゴー:金子さんはそもそもどんな経緯でカレーメシのブランドマネージャーになったのですか?
金子:マーケティングやって一回他の部署に行ったけど、やっぱマーケティングだと思いました。社内に公募制度があったのでそれに応募しました。
イガゴー:カレーメシのブランドマネージャーとのことですが、カレーメシは誰にウケていて、何が刺さっているのですか?
金子:即席麺と同じで、即席性が男性中心にウケていますね。
即席食品はラーメンしかなかったけど、そこにご飯を持ってきた感じで。カップ麺からもユーザーを獲得しています。
イガゴー:みんなYouTubeなどで見て、何これっていうところから売れているのでしょうか。
金子:尖ったメッセージでクリエイティブな感じは出しています。でもあくまで売れているのは商品価値です。
おもしろければ売れるわけでもないので。
マサーシー:売れるパターンはわかります。でも売れるを作れる人材がいる以上はそれ通りにやってもつまらないです。
イガゴー:売れる方程式があって、それに基づくと人気店になるというロジックがあるんですよね。
僕は恵比寿でかき氷屋を開いたんですけど、2ヶ月で潰れました。
まずやってみるのが大事。量をやっていないと見えてこない。
マサーシー:人生は一度きりだから楽しんでほしいですね。
笑顔になってほしいからということだけ。奥さんのこと幸せにできてる人いますか?
そのために何をしているかしっかり考えてほしいです。
金子:深いですね。勝ちパターンはなくて、僕たちはまだ勝ってないんです。
トライアンドエラーでやっていく会社なので。まずやってみようと言うことを大事にしています。
SNSも得意じゃなかったけど流行ってるから、何か使えないかと思ってチーム作りました。
使い方がわからなかったからいろんなブランドから発信して、いいところをチェックしました。面白くても売り上げに繋がらなかったり、一回で終わっちゃったりしました。何回も何回もやって確率が上がってきたので、勝ちパターンは進化させていきます。
スモールスタートでいいから、どんどんやってみることが大事ですね。
イガゴー:僕も「しかない料理」(=特定の食材、◯◯しかないときでも作れる料理)が刺さるなとやっと見つけました。
量をやっていないと見えてこないですよね。
(マサーシーさんが会場をうろついてて、いない図)
金子:日清って色々ブランドあるんです。
でも1個のブランドでできることは限られているので、あるときはカップラーメン、あるときはチキンラーメンと
常に話題が出るようにしています。そうすると、日清っていつも面白いことやってるよねというブランディングができるんです。
イガゴー:確かに日清は別格だよねっていう話が出ますね。
金子:SNSを本格的に始めたのは、7.8年前に他の企業がやってたからやろうとなったんです。
マサーシー:何事も習慣化させるのがベストですよね。
僕はかっこよく生きたい、女の子にモテたいからトレーニングをルーティング化させています。
走ったり、本もずっと読んでるし、デザイナーにも料理人もなりたいから勉強してる。
金子:今年44歳になるので今の20代のことは分かるわけがないんです。
でも分かるようにしないといけないので、Twitterやサイトを見るようにしています。
他にもグループインタビューしたり、大学でサンプリングして聞いたり。
インターンや講演で学生と話すのが1番早いんですよね。言葉もどんどん変化してるから言葉を知らないと作れないです。
「量をやらないと見えてこない」これはブログなどでもよく聞きますが、もうどこの業界言っても同じですね。
量なのか質なのかとかありますが、結局量があっての質なのだなと。
世代が違うと「わからない」で終わってしまいがちですが、そこで終わらずに自分の目で見て、耳で聞きに行く金子さんの姿勢はすごくいいなと思いました。ネットで調べることはあっても、実際に足を運ぶ人は少なさそう。
対談内容はまとめましたが、会場ではマサーシーさんがぶっ飛んでてすごかったです笑
第三部:マーケッターこそデカいプロジェクトを立ち上げて名を挙げるチャンス!ブランド人になれ!
▷登壇者 ZOZOコミュニケーションデザイン室長 田端信太郎さん
最終部は田端さんの講演です!
なぜブランド人になりたいのか?
田端:ブランド人になぜなりたいですか?
正直、僕はなんでそうなったのかわからないんですよね。声のかかるうちは会社員なのが諚だと思ってます。
炎上しててもサラリーマンだから骨があるやつだと言われるんです。会社員だから親近感が湧いていいんだと思います。
何ができるかのストーリーが大事。
サラリーマンはなかなか解雇はされないけど、転勤はありますよね。
転勤拒否でやめても退職金出ないし。
ではそういった意に沿わないことがあったときに、辞められるかということなんです。
独立してる自分があれば生きていけますから。
ブランドは人!会社でも組織でもない
田端:「会社が保守的」という言葉を聞くことがありますが、会社が保守的なのではなく上司が保守的なだけ。
上司に掛け合ったのか?チームメイトのためならいいけど、漠然と会社のためにと尽くすのはよくない。
人気企業だったら社長がいて、全員がフリーランスでもできそうじゃないですか?
でもほとんどの人が一期一会だと、その人のことがわからないからなんですよね。
付き合いが継続的なことを前提にしないと、疲れてしまう。
有名になる=ブランド人ではない。
田端:8割は上司を見て仕事してるので、それじゃダメだ追うことを伝えたいですね。
ブランド人は社内の序列と関係なく勝負できるオープンな場で真剣勝負をする人。
たった一人でもターゲットや顧客と繋がり、マーケティングや自分をブランディングすること。
有名になる=ブランド人ではありません。
ブランド化されるとは「顧客に対してなんらかの提供価値を期待させ、それを満たすこと」です。
今日の講演も何を求めてきてるのか、価値がそれぞれ違うと思います。
マーケティングとは顧客の価値をどう満たすかで、ブランドになるのは結果論です。
あいつができるなら自分でもできるかもと思ってほしいんです。
サラリーマンだから無力で何もできないわけではないんです。
いつでも首になる首になる覚悟で仕事してると、意外とクビにならない。
気づいたらブランド人になってました。今でもブランド人になってるのか自分ではわからないけど、
30人のリストラをするときに、いつこうなるかわからないなと思いました。
でも外と繋がっておけばセーフティネットになる。死ぬときは死ぬし、腹の括り方の問題です。
印象に残った、「有名になる=ブランド人ではない」という言葉。
有名なことブランドは似ているようで違うんですよね。
有名でもその人に価値がなかったら意味がない。
田端さんもっと強気な感じかと思ったけど、そんなこともなかったです(いい意味)
最近はフリーランスの知り合いがたくさん増えたけど、やっぱり「会社員」というのはただの手段に過ぎないというか。
会社員でもフリーランスでも、その人がきちんとブランディングできていればブランド人になっていく。
ああ、わたしも頑張らなければ〜〜!
最後に全体写真の撮影があって講演は終了しました。
主催のイガゴーさん、登壇者の方、イベントスタッフのみなさまありがとうございました!
田端さんの本はこちら▽▽
ではでは、みさきでした。
(写真はイベントスタッフの方が撮影したものを主催者に許可をいただき、使用させていただきました!)